例年夏になると、雷による各種被害が話題となっています。最近では電気設備への被害が多くなり、電気主任技術者としての取組みが迫られています。
その背景として、最近の電気設備は工場、ビル、各種プラント設備をはじめ、一般家庭にまで電源線と通信並びに情報回線とがネットワークで構成されており、その中心となる電子機器は強電の電力機器から弱電の通信機器まで幅広く組み込まれています。
このように高速大容量化とともに低電圧化が進み、これが雷害を招く要因ともなっています。
また、ネットワークを通じて被害が広範囲に及ぶのも最近の特徴となっています。
本研修では雷害の発生要因とPAS を含む自家用設備の雷害例とその対策及び最近事故の顕著な低圧、弱電設備の事例を詳しく解説します。